人気男性デュオ、コブクロが、俳優、速水もこみち(21)の初主演する7月スタートのテレビ朝日系「レガッタ」(金曜後9:00)の主題歌を歌うことが28日、分かった。7月26日発売の「君という名の翼」で、前作シングル「桜」のCMに友情出演したもこみちへの恩返しソングとなる。作詞作曲した小渕健太郎(29)は、ボート部員役のもこみちの熱演に思いを馳せて実際に漕艇を体験。躍動感たっぷりに書き上げた。
コブクロが渾身の1曲を書き上げた。
♪青いしぶきに重なる残像 水際に浮かべた感情…。小気味いい軽やかなメロディーに乗せた歌声からは、颯爽とボートを漕ぐ若者たちを想像せずにはいられない。
それもそのはず。書き上げた小渕と相棒の黒田俊介(29)は先月、東京近郊にある撮影舞台の漕艇場へ出向いて実際にボートへ乗り込み、慶応大学端艇部主将の指導のもと漕艇を3時間にわたって体験。小渕は勢い余って川の中へ投げ出されたほど、ボート競技の難しさを味わった。
その中で、スピード感あふれるメロディーと情景描写たっぷりの歌詞が生まれた。ここまでこだわって主題歌を書き上げた理由は、もこみちの熱演を少しでも支えたいというコブクロの願いがあったからにほかならない。
もこみちは昨年秋に放送された「桜」のテレビCMに、天海祐希、成海璃子と出演。楽曲のよさもさることながら、もこみちら勢いのある俳優陣の出演も話題を呼び、50万枚突破のヒットとなった。コブクロの2人も、もこみちらの出演に感謝していた。
今回の主題歌を書き上げたことに、小渕は「原作コミックとドラマのシナリオを読んでボートに乗り、情熱や前向きさだけでなく、人間の心の奥底にある憂いや失望感も織り交ぜながら描きました」と振り返り、「少しでもドラマのイメージを後押しできれば」と思いを乗せた。
もこみちも「初めて曲を聴いた時、詞がすごく原作と重なって心に響き、聴き入ってしまいました。撮影は3カ月の長丁場ですが、この曲から頑張れる気持ちをもらいました」と、早くも元気を注入されたようだ。
コブクロにとってドラマ主題歌は、日本テレビ系「瑠璃の島」(昨春放送)の「ここにしか咲かない花」、フジ系「Ns’あおい」(今冬放送)の「桜」に次いで3作連続。もこみちとの再タッグで、ドラマと楽曲のダブルヒットを狙う。
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