SMAPが前代未聞の「飛び出すステージ」に挑戦する。30日にスタートする全国ツアーで、客席最後方でもメンバーを間近に見ることができる仕掛けを用意していることが26日、分かった。この日発売した新アルバム「Pop Up! SMAP」になぜか立体写真を楽しめる3Dメガネを封入。3Dにこだわったキャンペーンを都内で行っており、公演でも3Dシステムを使った演出を計画しているようだ。
メンバーはこの日、都内で取材に応じ、サプライズ演出の一端を明かした。中居正広(33)は「ほかのアーティストのみなさんがやっていないことに挑戦します。アルバムと連動した仕掛けを考えています」。草なぎ剛(32)は「飛び出していく感じ」とイメージを説明した。詳細は公演当日まで明かさない方針だが、立体映像を楽しめる3Dシステムを使った演出になることは間違いないようだ。
中居が言う「連動」とは新アルバムの特典になっている3Dメガネを指す。ツアータイトルも3D演出を裏付けるかのように「Pop Up! SMAP 飛びます! トビだす! とびスマ? TOUR」と命名。アルバム名「Pop Up」も「飛び出す」の意味で、開くと立体的に飛び出す絵本を指すこともある。この日はまた、東京・渋谷で行われた新アルバム発売キャンペーンイベントに、巨大3Dメガネをデザインしたオブジェも登場した。
一連の動きを総合すると、3D演出に結びついていく。中居は「スタンド最後方のファンにも僕らが間近にいる感じで楽しんでもらえると思います」と演出効果について語った。目の前にSMAPがいる感覚を楽しむステージになりそうだ。
メンバーは毎年、スタジアムやドームなど公演会場が常に大規模になってしまうトップアイドルの宿命に頭を悩ませてきた。クレーンなどの装置や、入場方法の工夫など客席に近づく努力を重ねてきた。視覚効果を駆使した今回の演出は、試行錯誤の末にたどり着いた1つの結論のようだ。木村拓哉(33)は「体力も精神力も振り絞ってサポートしてくれる人が何千人もいるので、自分たちもしっかりとした目標に向かって意思統一しないと失礼だと思う」と、毎年のように斬新なアイデアを実現させるスタッフに感謝していた。
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