俳優の村田雄浩(46)が20歳年下の女優・中江里香と10月に結婚することが2日明らかになった。4年前にドラマの現場で出会い、一昨年暮れから交際をスタートさせて愛をはぐくんできた。2人は現在、偶然、TBSの人気ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」に出演中で、脚本の橋田寿賀子さん(81)や泉ピン子(58)ら“渡鬼”ファミリーも祝福している。
シリアスなものからコミカルなものまで幅広くこなす演技派の村田に遅い春が訪れた。ハートを射抜いたのは、仲代達矢(73)が主宰する無名塾出身の中江だった。スポニチの取材に村田は「芝居に埋もれてあっぷあっぷしている自分が好きだったもので」と46歳の初婚をはにかんだが、表情は幸せに満ち満ちていた。
4年前のフジテレビ「ショムニファイナル」が出会いの場。その際はお互いあいさつを交わす程度だったが、その後、偶然に食事の場などで出くわすことが続いたという。「これはなんらかの縁があるのかなと」と意識し始め、一昨年の暮れから交際を始めた。
「素直で人の話をきちんと聞く人。20歳という年の差も気にならない。もちろんジェネレーションギャップはないわけではありませんが、自分にとっても刺激を与えてくれる存在」とのろける。
シリーズ8弾を迎えた「渡る世間は鬼ばかり」には、角野卓造(57)とピン子扮する小島夫婦の娘・愛(吉村涼)の夫役で出演中。「役柄と私生活が重なってしまいましたが、見てくださってる方はどう思われるでしょうか」と気にしてみせた。
一方、東映俳優センターに移籍して心機一転の中江も“渡鬼”の出演が決まり、気に入ったプロデューサーの石井ふく子さん(79)から芸名をもらったほど。山田雅人(45)扮する板前・宮部勉の結婚相手として出演している。村田は「ピン子さんに伴われて橋田先生にあいさつも済ませました。祝福してもらいました」と感激。子供は「自然に任せますが、早い方がいいでしょうね」とニッコリ。挙式、披露宴は未定だが「家庭を持ってステップアップしていきたい」と語った。
◆村田 雄浩(むらた・たけひろ)1960年(昭35)3月18日、東京都生まれの46歳。79年「思えば遠くへ来たもんだ」で映画デビュー。NHKの放送80周年記念・橋田寿賀子ドラマ「ハルとナツ 届かなかった手紙」の演技で第14回橋田賞。特技は乗馬。1メートル80、血液型A。
◆中江 里香(なかえ・りか)1980年(昭55)1月6日、静岡県生まれの26歳。無名塾出身。主な出演作にTBS「水戸黄門34部」、テレビ朝日「はぐれ刑事純情派」など。特技はフルートと殺陣。1メートル60、血液型B。
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