【カンヌ20日】香取悟空、カンヌに見参! SMAPの香取慎吾(29)が19日、カンヌで行われた主演映画「劇場版 西遊記」(澤田鎌作監督、来夏公開予定)の製作発表に出席、世界に同作を猛烈アピールした。孫悟空の格好で街を練り歩く香取に、カンヌの人々はビックリ仰天。初めてカンヌを訪れた香取は、「いつかレッドカーペットを-」と野望を燃やしていた。
誰だあれは? 第59回カンヌ国際映画祭でにぎわうカンヌの街が、突如現れた1匹の“猿”にくぎ付けになった。
孫悟空の格好でメーンストリートやビーチを歩く香取を不思議そうに見ていた人々は、西遊記の孫悟空と説明され、「OH~!」と納得してカメラをパシャパシャ。仏では漫画「ドラゴンボール」が大人気で、孫悟空=ドラゴンボールの図式が強いが、堺正章版のドラマ「西遊記」(昭和53年10月~翌年4月、日テレ系)が現地で放送されたこともあり知名度はなかなかのもの。カンヌの人々の好意的な反応に香取は「すげー楽しい。温かい感じで、人々の笑顔も美しくすばらしい街」と大喜びだ。
香取が主演したフジテレビ系「西遊記」は、今年1月から放送され、平均23.2%の高視聴率を記録。その人気を受けて初の映画版として製作される「劇場版 西遊記」では、ドラマで残された最後の謎が明かされ、最大の強敵が登場する予定だ。映画化にあたり、香取は「アクションをやりたい。連ドラではまったく納得いってないので、もっとできるところを見せたい」と意欲満々。
カンヌといえば、2年前にSMAPの木村拓哉(33)がコンペ部門出品の香港映画「2046」(ウォン・カーウァイ監督)でレッドカーペットを闊歩したが、キムタクから出発前日に「おもいっきりエンジョイしてこい」というメールを受け取ったという。
香取は「(現地ニュース番組で)木村君が歩いているのを朝方、ビールを飲みながら見たんですけど、『すげえな、いつかは自分も歩いてみたいな』と思っていた」と、ライバル心をメラメラ燃やしていた。製作総指揮の亀山千広・同局映画事業局長も「来年はこの格好でカーペットを歩かせたい。出品するつもりです」と高らかに宣言した。
来年は正式な出品作としてカンヌを目指す-。香取はそう密かに誓っているようだった。
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