夏の野外フェスティバルや初のベトナムでのライブ、そして、恒例のヨーロッパツアーなど、精力的なライブ展開をみせる東京スカパラダイスオーケストラ。そんな彼らの12月まで続く怒濤のライブツアーが、7/8(土)、7/9(日)の日比谷野外大音楽堂からスタートした。
2日目となった日曜日の野音は、今にも雨が降り出しそうななか、「ゴッドファーザー 愛のテーマ」で幕を開けた。前日同様、超満員に膨れ上がった野音が、週末の静かな都心のオフィス街のなかで、唯一激しく揺れている。観衆のボルテージも一気に上がっていく。
そんななか、ドラムの茂木欣一は、自身がボーカルを務める「世界地図」を歌う前に「ボクらが盛り上がっているから雨も嫉妬してるんだよ。少し付き合ってあげようよ!」と観衆をさらに盛り上げる。終盤には、盛り上がり必至の楽曲たちで観衆を踊りに踊らせ、そしてラストは「Come On!」で降りしきる雨のなか、本編が終了した。
その後、アンコールを求める手拍子に後押しされ再びステージに戻ってきたスカパラの面々。2曲を披露し、すべてが終了した。ところが、ライブ終了の場内アナウンスが流れているにも関わらず、観衆はいっこうに帰る気配がなく、雨に打たれながら手拍子をやめようとしない。
しばらくして、ギターの加藤隆志が真っ先にステージに登場した。そして、10人全員が揃い「DOWN BEAT STOMP」がはじまった。観衆の興奮も最高潮。そして、熱気と興奮のうちにステージは幕を閉じた。汗でビショ濡れになったスカパラ・メンバーのスーツが、この日のライブを物語っていた。
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