郷ひろみ(50)が自身と同じ1955年(昭30)生まれの男性を対象に、出演者を一般公募した異色のビデオを製作する。9月6日発売の新曲「LIFE」のビデオクリップで“頑張って生きてきた”と自負する同世代の男性たちとともに、歌の世界観を伝えようと企画した。各界に大物が多い“黄金世代”らしく、約700人の応募者にはユニークな顔ぶれが集まっている。
元横綱・千代の富士や元巨人軍の江川卓氏ら、戦後屈指の「スター世代」といわれる55年生まれ。その中でも“永遠のアイドルスター”として、今も元気いっぱいの郷が、同世代の輝ける一般男性5人とともに、文字通りの“人生GO!GO!ビデオ”を作る。
新曲「LIFE」は大人の哀愁に満ちたバラード。タイトル通り、生きることの大切さを歌っている。そこで企画したのが、郷と同じく50年間、頑張って生きてきた同世代の男たちとの共演。今月12日から自薦、他薦問わず公募し、22日の締め切りまでに700人以上が集まった。
その顔ぶれがまたユニークかつ多彩。臨床検査一筋30年の男性、江戸時代の書物1万冊を所有するコレクター、剣道五段の鮮魚店主、20年前に駆け落ちして以来の自称・日本一の愛妻家ら。
子供が「パパは日本一の料理人」と推薦してきたり、会社の部下が上司を勧めてきたりと、ほほ笑ましい応募もあったという。また、郷をマネて鮮やかにジャケットをひるがえした“なりきり写真”を送ってきた男性も。キラ星のごとくスターがいる「GO!GO世代」は“地上の星”も生き生きと輝いているようだ。
所属レコード会社によると、現時点で約30人に絞り込み、29日に最終選考。来月5日に郷と同じスタジオで撮影予定だ。
郷は「昨年50歳を迎え、いろいろ人生を振り返る機会が多くあった。新曲の歌詞のように、僕もため息をつくつらいこともあったけど、前向きに生きていたら必ずいいことはあるというメッセージをすべての人に届けられたらと思う」と、完成を楽しみにしている。
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