平成19年度前期のNHK朝の連続テレビ小説「どんど晴れ」(来年4月2日スタート、月-土曜前8・15)のヒロインに沖縄県出身の新人、比嘉愛未(20)が決定し5日、東京・渋谷区の同局で発表された。2156人の応募の中から選出され、ドラマデビューで初主演といういきなりの大役に「選んでもらった以上、精いっぱい頑張って素晴らしいドラマにしたい」と瞳を輝かせた。〔写真:ドラマ初出演でいきなりNHK朝の連続テレビ小説の主演に抜擢された比嘉愛未〕
2000人を超える候補者の中から見事ヒロインの座を勝ち取ったシンデレラガールは、目鼻立ちがくっきりとした南国美人。身長1メートル68のスラリした体形も映え、まぶしい笑顔が印象的だ。
「最終オーデションに残っただけでも奇跡だと思っていたので、ヒロインに決まったと最初に聞いた時は、涙が止まらなかった。嬉しく思っています」。会見に臨んだ比嘉は、爽やかな笑顔で喜びを表現した。
高1の時にスカウトされ、3年前にモデルでデビュー。雑誌「JJ」などで活躍し、昨年、映画「ニライカナイからの手紙」で女優に初挑戦。現在はCMにも出演するなどメキメキ頭角を現しつつあった新星が、初のドラマ出演で、いきなり“朝の顔”として全国区に名乗りを上げることになった。
内藤愼介チーフプロデューサーは「(オーディションで)ひとつずつ課題を与えていく中で吸収力があり、やれることを精いっぱいやろうとする。素直で、いつも笑顔が絶えない。経験はないが、まっすぐに素直にやってくれれば、朝、気持ちよく見れると思った」と抜擢理由を説明した。
物語は、岩手県を舞台に名門旅館に飛び込んだ都会育ちのヒロイン・浅倉夏美が、伝統と格式の前で孤軍奮闘しながらおかみとして成長していく様を描く笑いと涙の奮戦記。
比嘉は今後、基礎的な芝居の稽古や、おかみの所作などの特訓を重ねて画面デビューに備える。
「ドラマの撮影は初めてなので、不安もたくさんあり、緊張もしていますが、選んでもらった以上、自分の力を精いっぱい出して素晴らしいドラマにしたい。体力をつけて風邪を引かないように気をつけます」とやる気満々。「このヒロインの役を通して勉強して、将来はいろいろな幅の演技ができる女優になりたいです」と力強く話していた。
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