ヒット映画「Shall we ダンス?」以来11年ぶりとなる周防正行監督(49)の新作「それでもボクはやってない」(来年1月公開)が、このほど重要な法廷シーンの撮影を都内で終えてクランクアップした。
俳優、加瀬亮(31)主演で痴漢に間違われた青年の冤罪裁判を描き、日本の刑事裁判制度の問題点をつく社会派娯楽作だ。
クランクインから約2カ月の撮影を終え、加瀬は「重い役だった」と苦労をにじませる一方、「監督は説明に説得力があり、しっかり見ていてくれる。リラックスし集中して挑戦できた」。新人弁護士役の瀬戸朝香(29)も「とても難しい役でしたが、監督が場面ごとに台詞の意味や裁判の過程を的確に教えてくれるので安心して演じられた」とそろって充実感いっぱいの様子。
編集作業に入る周防監督は「下ごしらえが終わり、料理が始まる。これからが大変」と気合を入れ直していた。
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