CMならではの楽しみのひとつに、他では見られない組み合わせの妙があることは否定のしようがない。9月度テレビCM好感度ランキング(F1F2総合)で、再び首位に返り咲いた「TSUBAKI」の例を挙げるまでもなく、異なる分野で活躍する人物の共演が可能なのは、商品PRというコンセプトで結びつけられたCMならではの特性と言っていいだろう。しかも、そこにさらなる付加価値がプラスされることで魅力は幾重にも広がっていく。その好例が4位に躍進してきた「ジョージア」だ( ランキング表はこちら )。
今春よりスタートした新シリーズのイメージ・キャラクターを務めるのは渡哲也と木村拓哉。それぞれ1人だけの出演でも十分説得力に溢れた作品が作れる実力者が手を組んだというサプライズは、それだけで視聴者を画面に向けさせる力に満ちている。
さらにそれだけでなく、この2枚目コンビに“コミカル"な要素をプラスさせて、一層印象に残る内容に仕立て上げた。最新篇の「にらむ子供」では、彼らの登場画面を構成する際にこれまでほとんどあり得なかった、子供との絡みを持ってきた。
「バスに2人仲良く並んで座っているのはかわいい。双子たちにジロジロ見られて“何だよ!"はアドリブなのでしょうか。とても自然で面白い」(神奈川県/42歳)「設定がそれぞれ2人の雰囲気に合っていてよい。このCMの木村拓哉は印象的です」(千葉県/30歳)。歴代の同商品CMの中でも際立つ好評さをみせている。
一方、加藤あいとドコモダケがCMを行う権利をかけて対決する“競技篇"の第2弾となった「卓球」篇も、女優とキャラクターによる真剣勝負(?)というコミカルさが意外性となって高評価につながっている。「加藤あいとドコモダケが戦っている意味がよくわからなくて、かえって印象深い」(東京都/26歳)。
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