シンガー・ソングライターの竹内まりや(51)が、歌舞伎俳優・市川海老蔵(28)の映画デビュー作「出口のない海」(佐々部清監督、9月16日公開)の主題歌を手掛けることが31日、分かった。映画のために書き下ろした新曲「返信」で、映画主題歌は広末涼子主演の「秘密」以来7年ぶり。また同曲は約6年ぶりにシングル発売(9月6日)も予定している。
音楽活動と家庭を両立する「シンガー・ソング専業主婦」が、久々にスクリーンに帰ってくる。
海老蔵の映画デビュー作となる「出口の-」は、太平洋戦争末期、人間魚雷「回天」の特攻任務についた若者の姿を描く大作。竹内が脚本を読んで書き下ろしたミディアムテンポの新曲「返信」(編曲・山下達郎)が、感動のエンディングを飾る。
竹内は夫の山下ともども大の映画ファン。主題歌は約7年ぶりだが、今回は山田洋次さんが脚本で参加したことも引き受ける決め手になったという。「愛する人を失った悲しみを越えるために、届かぬと知りながら彼の残した手紙への返信をつづる女性の、切なくも強い思いを歌に込めました」。甲子園の優勝投手となりながらも、戦争に運命を翻弄(ほんろう)される主人公・並木浩二(海老蔵)の恋人・鳴海美奈子(上野樹里)の思いが歌われる。
一方、並木を熱演した海老蔵は「並木と美奈子、特に美奈子の思いが伝わってくる。僕にとっても大きな方が主題歌を担当してくださりありがたいですね」。竹内に曲を依頼した理由について野地千秋プロデューサーは「志半ばに散っていった若者たちの魂を鎮めるような慈愛に満ちた歌声で映画を締めくくりたいという思いからお願いしました」と話す。
ここ数年は歌手兼主婦としてマイペースの活動を続けている竹内だが、同曲は01年の「ノスタルジア」以来、約5年ぶり40作目のシングルとして9月6日に発売される予定だ。
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