Mr.Childrenの櫻井和寿(36)が音楽プロデューサー、小林武史(47)と主催した野外ライブ公演「ap bank fes ’06」が17日、静岡・掛川市のつま恋でファイナル公演を迎えた。この日は、サザンオールスターズの桑田佳祐(50)や今井美樹(43)ら10組が出演。櫻井は全ステージで小林らと結成したBank Bandでバックバンドを務めた。
なかでも圧巻だったのが桑田とのステージ。平成7年に共同名義で大ヒットさせた「奇跡の地球」以来11年ぶりの共演だけに、櫻井も力が入った。「大先輩です、桑田佳祐!!」と力強く紹介すると、麦わら帽子をかぶった桑田が自転車に乗って登場。今度は桑田が櫻井を「ニッポンで一番才能のあるライターでシンガー」と持ち上げ、「innocent world」を歌いながら櫻井のほほにキスするパフォーマンスまで見せた。
桑田は「いとしのエリー」など6曲を熱唱し、「来年も参加させてくださ~い」と絶叫。ラスト曲「奇跡-」では桑田が櫻井の肩を組み、ほほを寄せあって、1本のマイクで絶妙のハーモニーを聴かせた。櫻井も「あ~幸せだ」と漏らしたほど、ミュージシャンとして至福の時を過ごした。
同フェスは環境問題や自然エネルギーの促進事業に取り組む企業、団体を支援するために行われ、その主旨に賛同した19組が参加。櫻井は3日連続で計15時間、120曲を演奏するという過酷なステージを完走し、7万5000人にエコロジーメッセージを送った。
PR