シンガー・ソングライター山崎まさよし(34)が新アルバム「ADDRESS」(28日発売)でお笑いコンビ「南海キャンディーズ」と異色コラボしていることが15日、分かった。アルバムと同名の収録曲PRビデオ(PV)で、しずちゃんこと山崎静代(27)と共演。相方の山里亮太(29)とは、同アルバムのテレビCMで共演した。
PVは、ある劇団の千秋楽公演のカーテンコールを描いたドラマ仕立ての内容。山崎は白衣姿の医師役で、主役の設定。客席の拍手を浴び感激の涙を流すしずちゃんの肩を抱き、ねぎらいの言葉をかけるシーンを演じた。ほかに、小島聖、奥貫薫、大森南朋、温水洋一、田中要次ら芸達者な12人が出演している。
山崎は映画「月とキャベツ」(96年)や、昨夏公開の「8月のクリスマス」で主演し、演技経験もあるが「役を演じる方法論を持っていない自分には、とても面白く新鮮だった」と謙虚なコメント。「このメンバーで本当に芝居をしてみたいと思った」と共演者に刺激を受け、名残惜しそうな様子だ。
一方、相方の山里が出演するアルバムのテレビCMは4編の連作で、レコード店が舞台。山里は第4話に登場。女子高生から「山ちゃ~ん」と声を掛けられる山里を見て、「山ちゃんはオレだ」と“本家”を主張するというユーモアたっぷりの演技を披露している。
監督はいずれもフリーの映像作家・大宮エリーさん(30)が担当。竹中直人主演の劇場映画「男はソレをがまんできない」の脚本や、スピッツのベスト盤が題材の短編映画を監督した大宮さんが、“山ちゃんつながり”で「南海-」を起用した。PVは商品化の予定はなく、テレビの音楽番組で放送予定。CMは26日からオンエアされる。
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