サザンオールスターズの桑田佳祐(50)がユースケ・サンタマリア(35)のために新曲を書き下ろすことになった。3年ぶりに復活するフジテレビ「桑田佳祐の音楽寅さん~06 夏の思い出作りSP~」(20日深夜0・15)の目玉として企画。国民的ロックスターと人気俳優の組み合わせで、どんな“化学反応”を起こすか注目だ。
桑田は今月26、27日に静岡・浜名湖ガーデンパークで開催される野外音楽フェスティバル「THE 夢人島フェス」にサザンオールスターズで出演。ここに、ユースケが「自分も出演させてくれ」と懇願したことが今回の企画に発展。桑田から「持ち歌がないじゃん」と突っ込まれ、ユースケが「じゃあ作って!」と返したところ快諾を得た。
ユースケは90年代にラテンロックバンド「BINGOBONGO」の「ボーカル兼司会者」として活動し、ソロでもCDを発売したことがある。だが、「持ち歌がない」と認識されるほど、桑田レベルの大ヒット曲に恵まれていないのも事実。今回はユースケの意見を聴きながら、その場で桑田が作詞、作曲。完成までのドキュメンタリーは番組で紹介される。楽曲と同時並行で、プロモーションビデオも製作される。
番組は、桑田にとって最初で最後のレギュラーテレビ番組として00年10月から01年3月まで放送された。網走刑務所への慰問ライブ(01年)、Mr.Childrenの桜井和寿(36)とのカラオケ対決(01年)など、ユニークな企画を次々と実現させ、サザンファンの間で伝説化。午後11時半からの深夜帯にもかかわらず平均視聴率は10・3%を記録した。
当時、レギュラーパーソナリティーの相棒だったのがユースケ。大先輩の桑田を「クワッチョ」のあだ名で呼ぶなど、そのなれなれしさも話題になった。
今回の曲について、CD化や音楽配信の予定は現段階ではない。ただ、同番組で格闘家の小川直也(38)に作った応援歌「PRIDEの唄~茅ケ崎はありがとう~」が、その後、桑田のCDに収録されたこともある。番組の反響次第では“次”の展開もありそうだ。
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