松田聖子(44)が10万円で発売したCD74枚組の豪華セット「Seiko Matsuda」が、31日付オリコンチャートに96位(実売2000セット)で初登場することが確定した。10万円はオリコンチャートにランクイン(アルバムは300位以内)した作品としては史上最高額。予約注文は計8000セットを超えており、最終的に売り上げは10億円に達する見込みだ。
80年に「裸足の季節」でデビューしてから26年。いまも芸能界の第一線で活躍する聖子は、やはり凄かった。オリコンによると、これまでで最も高額のチャートイン作品は、89年に発売された故美空ひばりさんの35枚組のCD―BOX「今日の我れに明日は勝つ」の6万円(税込み)。聖子はそれを4万円も上回る10万円の豪華セットにより、記録を16年11カ月ぶりに更新した。
今回のCDセットは、昨年25周年を迎えた聖子が「26年の新たなスタートに何か記念に残るものを作りたい」と自ら発案。ソニーから発売したアルバム全54作品に、聖子が「ファンへの感謝の気持ちを込めて」と、全編英語詞で製作した未発表ミニアルバムを加えた計55作品(CDで74枚)を収録した。
総曲数は875曲、総再生時間は60時間47秒。ジャケットは30センチ四方のLPサイズに統一し、ボックスの大きさは幅25センチ、高さ33・5センチ。総重量は20キロに上る。アイドル時代のような愛らしいショット満載の豪華48ページの「撮り下ろし写真集」も付け、お得感を出している。
完全予約制で、発売元のソニーによると、既に注文は8000セットを突破。コンサート会場で必ず予約が入ることから、最終的には1万セット、計10億円を売り上げる勢い。雑誌図書館「大宅壮一文庫」の人名検索ランキングで、巨人軍の長嶋茂雄終身名誉監督、故田中角栄氏らを抑えていまもトップを独走する聖子。大みそかには東京での初のカウントダウンライブを開催することも決定し、デビュー30年に向けて元気いっぱいだ。
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