NHK教育の「おかあさんといっしょ」に出演し、「ひろみちお兄さん」としておなじみのタレント・佐藤弘道(37)が、日テレ系スペシャルドラマ「探偵学園Q」(7月1日、後9時)で、俳優デビューすることが19日、分かった。主演の神木隆之介(13)演じる中学生・キュウの担任教師役で、「なるべく浮かないようにがんばった」と話している。
さわやかスマイルで子どもたちから慕われ、お母さん層にも人気の「ひろみちお兄さん」が、天才子役・神木隆之介との共演でドラマデビューを果たすことになった。
「探偵学園Q」は「金田一少年の事件簿」の天樹征丸氏(原作)とさとうふみや氏(漫画)による人気コミックが原作で、神木演じる世界一の探偵を目指すキュウを中心とした中学生たちが、事件を解決するストーリー。
佐藤が演じるのはキュウの担任教師役で、キュウが探偵になることを応援するというドラマ・オリジナルの役どころだ。制作サイドは「大人から子どもまで幅広い人気があり、さわやかさや笑顔がキュウたちを温かい目で見守る役にピッタリ」とオファーしたという。
このほど都内で収録が行われ、「こんなにいい役をいただいて、面白いのと不安といろいろ交ざっています」といいながらも、初ドラマとは思えない自然体の演技を披露。「台本を読んでしまうと、自分の役どころの全体像が見えてしまうので、部分部分しか読んでいない」という工夫もあり、アドリブが飛び出すほどだった。
神木と一緒に体操するシーンや掛け合いでは“お兄さん”ぶりを遺憾なく発揮。神木との共演は「本当にさわやかでいい子。実際に中学生だし、自分の教え子って感じがします」と息ぴったりだ。
初ドラマを体験し、「リズムがよくて心地よかった。体育会系ですから、キビキビしているのが好き。もう少しやりたいなと思いました」と今後の俳優業にも意欲を見せている。
◆佐藤 弘道(さとう・ひろみち) 1968年7月14日、東京都新宿区生まれ。37歳。日本体育大学体育学部を卒業後、世田谷区教育委員会の教育指導員を経てスポーツクラブのインストラクターに。93年にNHK教育「おかあさんといっしょ」の10代目体操のお兄さんとなり、05年3月まで12年間出演。現在はNHK教育「おかあさんといっしょ あそびだいすき」、フジテレビ系「海筋肉王 バイキング」に出演。
PR