ベテラン女優・中村玉緒(67)がテレビドラマで初のキスシーンを演じることが16日、分かった。26日放送のテレビ朝日・ABC系土曜ワイド劇場「おばはん刑事!流石姫子」(後9・00)で俳優・北村総一朗(68)を相手に演じる。2人合わせて135歳の熱~く、甘~い熱演。熟年パワー恐るべし!
玉緒は映画、舞台、テレビで活躍する大女優。53年のデビューから芸歴は50年以上におよぶが、意外にもこれがテレビでは初のキスシーンだ。
玉緒が主演してきた「おばはん刑事-」シリーズは今回が最終回。当初から玉緒が演じる“おばはん刑事”流石姫子と、北村演じる警察庁次長の堤啓吾との微妙な恋愛模様はドラマの重要なキーとなっていた。その2人がついにゴールイン。ウエディングドレスをまとった玉緒が、タキシードで正装した北村にエスコートされ、バージンロードを歩く。そしてクライマックス。北村の顔が玉緒に近づき、玉緒も目を閉じて…。
このキスシーンはもともと台本には書かれておらず、撮影当日に監督が北村に「キスして!」と指示を出したという。玉緒も何も知らされておらず、その場の勢いで演じ切ってしまった。過去には舞台などでキスシーンの経験はあるが、今回は突然なだけに、玉緒は「テレビでは初めて。60代でウエディングドレスを着られるなんて、実生活ではまずないし、女優をやっていてよかったなと思いました」と興奮気味。北村も「申し訳ないことしちゃって」と大照れだが、さすがベテラン同士、撮影は一発でOKだったという。
今は亡き夫の勝新太郎が見たら、何と言うのでしょうか-。
PR