お笑い芸人が多数所属する大手芸能事務所「ワタナベエンターテインメント」など、在京の6社がタッグを組んでDVDなどの映像コンテンツを販売する新レーベル「CONTENTS LEAGUE」を立ち上げることになり18日、都内で発足会見が行われた。会見には、第1弾として初の漫才DVDを発売する、お笑いコンビ「爆笑問題」らが出席。太田光(41)は「お笑い界に革命を起こす」と、“宣言”した。
ネプチューンやアンガールズらが所属する「ワタナベ-」を始め、ウッチャンナンチャンの「マセキ芸能社」など、“お笑いブーム”の再燃を目指して在京の大手芸能プロ6社が手を組んだ。
「ワタナベ-」「マセキ-」「太田プロ」「サンミュージック」「人力舎」「タイタン」の6社には、ベテランから若手まで数えきれない芸人が所属する。新レーベルでは、在京のお笑い芸人の約8割程度を網羅。お笑い最大手「吉本興業」も独自のレーベル「RandC」を立ち上げているが“対抗勢力”として、肩を並べるか、それ以上の規模となる。
新レーベルの設立第1弾作品として、爆笑問題が初の漫才DVDに挑戦。「2006年上半期『爆笑問題のツーショット』」を28日に発売する。DVDならではの、テレビよりキツイ“世相斬り”が収録されており、太田は「(売り上げで)宇多田ヒカルを超えます」と、豪語した。
第2弾は、アンガールズが8月25日に「アンガールズのサイン集めの旅~広島東洋カープ編~」を発売。第3弾は、ドランクドラゴンが9月22日に、人気の塚地武雅(34)ではなく地味な鈴木拓(30)に焦点を当てた、テレビではあり得ない内容のDVD「無修整」を発売。それぞれ、新レーベルならではの自由な作品に仕上げられている。
6社に所属する芸人の作品は今後、ほぼすべて新レーベルから発売。3作以降も、続々と発売を控えているという。
太田は、新レーベル設立に「お笑い界に革命を起こす」と、言い放った。相方の田中裕二(41)も「下半期も出したい」と、自身の作品のシリーズ化に意欲満々。また太田は「(会見に臨んだ)6人で何かやったりするのもいいね」と、冗談交じりで話したが、新レーベルを立ち上げたことで事務所の垣根を越えた“異色タッグ”の実現にも期待できそうだ。
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