俳優の柴田恭兵(54)が初期の肺がんのため先月下旬に手術をしていたことが2日、分かった。術後の経過は順調。この日、出演を予定していたNHKドラマ「ハゲタカ」の収録と放送が、柴田の入院のため延期されることが同局から発表された。
柴田は、ドラマ「ハゲタカ」のスタッフ・キャストにあてたコメントを発表。「検査の結果初期の肺がんが見つかり、周囲の方々の迅速な対応のおかげで無事手術を終えることができました」としている。
関係者によると、先月に肺がんであることが判明。24日にNHK側に、手術、入院が必要であることが伝えられたという。
その後、手術を受け、経過は順調。年内の復帰を目指している。
所属事務所の関係者は「もう本人は元気にしています」と説明。柴田も発表したコメントで「あとは体力の回復を待つばかりです。暑い最中に僕だけのんびり静養、申し訳ない限りです。早くみんなの顔が見たいです」としている。
NHKはこの日「現在“ハゲタカ”は収録を行っていますが、8月中旬以降の収録・制作を延期し、柴田さんの現場復帰が可能な時期に再開することにいたします」と発表した。
14日まで柴田以外のキャストの収録を進め、いったん休止。現在全6話中、前半3話分の約7割が収録済みで、12月から再収録を予定している。これにより、当初9月に予定していた放送は来年1月以降に延期された。
同ドラマは、出演の中村獅童(33)が酒気帯び運転の不祥事で降板したため、予定よりも収録が遅れていた。同局では「中村さんの代役はまだ決まっていません」としている。
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