シンガー・ソングライターの竹内まりや(51)が映画「出口のない海」(佐々部清監督、9月16日公開)のために書き下ろした新曲「返信」のプロモーションビデオ(PV)に女優の上野樹里(20)が主演することが25日、分かった。上野は映画のヒロインを演じており、竹内からのラブコールに応じた。PVに竹内本人以外が出演するのは今回が初めてとなる。
竹内と上野の世代を超えたコラボレーションが実現した。「返信」は、竹内が広末涼子主演の「秘密」以来約7年ぶりとなる書き下ろしの映画主題歌。約5年ぶりのシングルとして9月6日に発売されるにあたり、映画のヒロインを演じた上野がPVに出演することになった。竹内はこれまで常に本人がPVに出演しており、初の試みとなる。
竹内と上野は意外な組み合わせとなるが、竹内が映画の完成披露試写会を訪れたところ、偶然にも上野と近い席だったことから意気投合。上映後、感動の涙を流した竹内は同じくほおを真っ赤に染めて泣いていた上野を見て「ぜひPVにも出演してほしい」と依頼。上野も快諾し、出演が決まった。
「出口のない海」は太平洋戦争末期、人間魚雷「回天」の特攻隊員に選ばれた若者たちの青春を描いた戦争大作。映画初出演の市川海老蔵(28)演じる主人公・並木浩二の恋人・美奈子役が上野で、竹内は「最初に脚本を読んだ時、浩二が美奈子にあてて書いた手紙のぺージで思わず涙してしまった私は、絶対にこの手紙に対する美奈子からの返信を歌にしたいと決めていました」。PVも映画の切ないエンディングの現代版とも言える短編品に仕上がっている。
「スウィングガールズ」で話題をさらい、「虹の女神~Rainbow Song~」など映画出演が次々と控えている上野もPV出演は初めて。デビュー6年目での新境地となりそうだ。
PR