女優の森光子(86)の代表的な舞台「放浪記」(9月1~28日・帝国劇場)の製作発表が19日、都内のホテルで行われた。
61年に初演してから46年目。9月4日には上演1800回となる。同演目の帝国劇場での上演は初めてで、すでに前売りは完売。森は「帝国劇場の(66年の再)オープンの前には1週間、こけら落としで出演しました。1800回? (それだけ)長生きしたのです。一等最初は『いい芝居に』とは思わなかった。『お客さんが入って欲しい』とだけ思っていました。こんなに続けられると思わなかった。感謝しながらやっています」と当時を思い出し感慨深げ。
林芙美子の半生を描いた「放浪記」では森光子の“でんぐり返し”が有名。「帝国劇場は広いので身長が伸びればいいけれど…。なるべく後ろの人に見えるように手を伸ばしてやっています」と秘けつを明かした。
昨年から菊田一夫役で出演した斎藤晴彦(65)が出演64回だということを知り、「斎藤さんが1000回行くまで頑張ります」とリップサービスまで飛び出した。
PR