女優・笹本玲奈(20)が主演ミュージカル「ミー&マイガール」(6月2~26日・帝国劇場)を前にスポーツ報知のインタビューに応じた。
透き通る歌声、かれんな容姿。13歳で「ピーターパン」の主役でデビュー。華々しいスタートからプレッシャーとは無縁だ。「舞台に上がった瞬間、鳥肌が立って2000人の目が自分に注がれているのがとってもうれしかった」。今年は1月に「ベガーズオペラ」、4月に「レ・ミゼラブル」に出演。11月には「マリー・アントワネット」を控え、ミュージカル界でも1、2を争う忙しさだ。
2人の“父親”の存在が笹本を支えている。高校2年で「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役をオーディションで射止め女優として生きることを決意。その冬に父親とブロードウェーに行った。昼にダンスレッスン、夜は観劇ざんまい。そこで居眠りする父親の姿があった。「父はミュージカルが大好きなのに、なぜかなって。実は朝からチケットを取るために並んでいてくれたんです」。献身的なサポートがうれしかった。もう1人は今回も共演する村井国夫。「引き出しをたくさんもっていて、セリフの言い方からアドバイスしてくれる頼りになる存在です」。
笹本にとってミュージカルは「テレビのように身近な存在」。暇があれば他の舞台を観劇している。「生でお客さんの反応や表情が確認できるのが楽しい。今は何を武器にできるかと考えたら若さ。それを前面に出して行きたい」。作品ごとに輝きを増している笹本から今後も目が離せない。
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