女優の天海祐希(38)が大ベストセラー小説が原作の映画「バッテリー」(滝田洋二郎監督、2007年公開)で、ストーリーの柱となる母親役を演じることが26日、分かった。野球に明け暮れる少年たちの姿を描く青春物語。天海は「今からわくわくしています。大切に演じたい」とやる気十分。“新・視聴率の女王”が今度はスクリーンで輝く。
ブルーリボン賞主演女優賞を受賞した01年12月公開の映画「千年の恋 ひかる源氏物語」以来、約5年ぶりに天海の本格的映画出演が決まった。「世界の中心で、愛をさけぶ」(04年5月)、「いぬのえいが」(05年3月)などに少し出演はしていたが“主役級”での登場は久しぶり。映画での母親役は01年3月の「連弾」以来だ。
角川ヘラルド映画製作の「バッテリー」は、1996年に刊行されシリーズ累計330万部を誇る、あさのあつこさんの大ベストセラー小説が原作。岡山県の地方都市に引っ越してきたピッチャーとしての才能に絶大な自信を持つ少年の姿を描く。野球に真剣に取り組む少年たちと、その家族がストーリーの中心。天海は物語の核となる主人公・原田巧の母親、真紀子を演じる。
撮影は夏に岡山県でスタートする。天海は「久しぶりの映画で今からわくわくしています。今年の夏はバッテリーとともに熱い毎日を過ごします。とても楽しみです」とやる気満々。早くも「何とも言えずさわやかな感動を覚えた作品でした。原作の世界を壊さず、すがすがしい風のような映画になりますように、大切に演じたいと思っています」と構想を膨らませている。
滝田監督も「どんな母親で、どんな空気感の家族を作ってくれるか楽しみです」。巧役には2000通の応募の中から、野球実技や演技などのオーディションを経て、滋賀県出身の林遣都くん(15)に決まった。巧とバッテリーを組む永倉豪は神奈川県出身の山田健太くん(15)が演じる。
放送中のフジテレビ系「トップキャスター」(月曜・後9時)をはじめ「離婚弁護士」(フジ系)、「女王の教室」(日テレ系)と高視聴率を連発している“新・視聴率の女王”。スクリーンでの活躍にも注目だ。
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