人気男性デュオ「ゆず」が29日、世界文化遺産の京都市伏見区の醍醐寺で「ゆずスマイルコンサート2006~にほんのうた~」を行った。アンコールでは故坂本九さんの名曲をリメークした「見上げてごらん夜の星を~ぼくらのうた~」を初披露。1800人のファンを沸かせた。
結成10年節目 平安の874年創建の同寺でライブが行われるのは初。ヒグラシが鳴く夕暮れ時、金堂(国宝)の特設舞台に北川悠仁(29)と岩沢厚治(29)が登場。北川は「時代を超えた日本の歌を歌います。結成10年の節目の年、みんなとすてきな夏の思い出を作りたい」と笑顔で呼びかけた。
「日本の心を」 同コンサートは2人が「日本の心を伝えたい」と企画したもので「夏色」などのオリジナル曲を始め、童謡メドレーや中島みゆき「時代」などを熱唱。
全15曲のトリは、新しい詞と曲を加えて“ゆず風”にアレンジした「見上げて-」。2人が坂本さんの曲を歌うのは初めてで、原曲を作詞した永六輔さん(73)と坂本さんの妻・柏木由紀子(58)から快諾を得て実現。「みんなの幸せを祈っています」と気持ちよく歌声を響かせていた。同コンサートは30日に山梨・身曾岐神社でも開催。ツアーDVD「リボン」を10月4日に発売する。
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