ミュージカルなどで活躍する女優・新妻聖子(25)が、NHK連続テレビ小説「純情きらり」(月~土、前・8・15)のテーマ曲「夢の翼」(作詞・さくらちさと、作曲・大島ミチル、編曲・佐藤泰将)で19日にCDデビューする。番組冒頭のメロディーに詞をつけてアレンジされた作品で、カップリング曲「どこまでも青空」とともに11日から挿入歌として随時使用される。“国民的番組”のテーマでのCDデビューは異例。21日の同局「スタジオパークからこんにちは」(後1・05)ではナマ歌を披露する。
“ミュージカル界のシンデレラ”が、NHK朝ドラのテーマでCDデビューという幸運を手にした。03年のミュージカル「レ・ミゼラブル」エポニーヌ役、04年「ミス・サイゴン」のキム役などで高い評価を受けている新妻だが、幼いころからの一番の夢が歌手だった。
「超、念願でした。歌手になりたくてこの世界に飛び込んだので」。芸能活動5年目での実現に喜びをはじけさせた。しかも、国民的番組のテーマ曲。自身も連日、再放送(後0・45)でヒロイン・宮崎あおい(20)の奮闘を見ていた。大島ミチルのオープニング音楽に、歌詞をつけて発売すると決まったのはオンエア開始後。関係者が持ち寄った音源から歌い手に選ばれた新妻は「お話を聞いた時は“もう番組は始まってますよね?”という疑問がわきました」と驚いたという。
「夢の翼」は弦の響きが美しい、クラシックに近いJ-POP。情熱的にシャウトするミュージカルと違い、ソフトに表現している。「純情-」初登場となる11日は目前。新妻は「国民的ドラマに曲が流れるのは新妻家では事件。チラッと耳にした人が“もっと聴きたい”と思って買ってくだされば幸せ。父は“100枚買う”と言ってましたけど」とおどけた。抜群の歌唱力で視聴者のハートを揺さぶるはずだ。
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