人気男性デュオ、CHEMISTRYが、シンガー・ソングライター、槇原敬之(37)のプロデュースで、10月4日に新曲「約束の場所」を発売することが9日、わかった。同曲はCHEMISTRYにとって、デビュー5周年のメモリアル盤で、槇原にラブコールを送り、初コラボが実現した。「夢」をテーマに、子供から大人まで幅広い層に向けたメッセージソング的な内容になっており、注目を集めそうだ。
デビューアルバムが300万枚を記録したのを皮切りにこれまで発売したアルバム5枚のうち4枚で1位を獲得し、男性デュオとして不動の人気を集めるCHEMISTRY。SMAPに提供した「世界に一つだけの花」がダブルミリオンを記録し、自身もアルバム総売り上げ枚数で、男性ソロの歴代1位に輝く槇原。そんな2組が今回、初めて手を組んだ。
きっかけは、デビュー5周年を迎えたCHEMISTRYが、メモリアルに歌う楽曲を選ぶにあたり、「老若男女を問わず愛され、20年、30年後に、音楽の教科書に載ったり合唱で歌われるような、普遍的に愛される曲を作りたい」と切望。スタッフらを含めて検討した結果、「そんな曲を作れるのは今、槇原さんしかいない」と全員の意見が一致した。
6月下旬に槇原サイドに打診したところ、槇原も以前からCHEMISTRYに興味を持っていたこともあり快諾。そればかりか、「もう頭の中に構想がある。夢の歌にしよう」と即決し、7月中旬には、デモテープを完成させたという。
こうして出来上がった槇原の作詞、作曲による「約束の場所」は、槇原サウンド全開の軽快で心地よいメロディーが印象的な楽曲。夢がテーマだけに、歌詞には「夢」という言葉が19回登場。子供から大人まで誰もが共感できるメッセージとなっており、槇原の不朽の名作「世界に一つ-」と同様、幅広い層の人気を集めそうだ。
今月3日に都内のスタジオで行ったレコーディングには、槇原も駆けつけ、コーラス&ハンド・クラップにも参加。和気あいあいとした雰囲気で行われた。
槇原は「この歌を聴いた皆さんが未来に希望を持てたり、夢を持って頑張って生きていこうと思えればいいなと思い、作らせてもらいました」とコメント。CHEMISTRYは「槇原さんの人柄がそのまま詰まったとても温かい曲。僕たちの声を重ねることで、さらに新しい夢を詰めてみなさんに届けたいと思います」と話している。
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