【カンヌ=田中誠】南フランスで開かれていた第59回カンヌ国際映画祭は28日夜(日本時間29日未明)、コンペティション部門の授賞式が行われ、最高賞のパルムドールに、英国のケン・ローチ監督の「ザ・ウインド・ザット・シェークス・ザ・バーレー」が選ばれた。
1920年代のアイルランドを舞台に、英国からの独立を目指して義勇軍に参加した兄弟の悲劇を描いた物語。
このほか、日本の俳優、役所広司さん、菊地凜子さんも出演した「バベル」のアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督(メキシコ)が、監督賞を獲得した。主要賞の結果は次の通り。▽グランプリ=ブリュノ・デュモン監督「フランダース」▽女優賞=ペネロペ・クルスら「ボルベール」の6人▽男優賞=ジャメル・ドゥブーズら「デイズ・オブ・グローリー」の5人▽脚本賞=ペドロ・アルモドバル(「ボルベール」)▽審査員賞=アンドレア・アーノルド監督「レッド・ロード」▽カメラドール(新人監督賞)=コルネリウ・ポルンボユ(「ブカレストの東、12時8分」)
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