今秋公開される「日本以外全部沈没」の河崎実監督が、またしてもおかしな映画を引っさげて登場。その名も「ヅラ刑事」。5月29日、渋谷・東急インにて、河崎監督、主演のモト冬樹、イジリー岡田、なべやかんほか、主要キャストが記者会見を行った。
本作は、ヅラ、チビ、デブ、オヤジ、デカチン、イケメンら個性派刑事(デカ)が、それぞれ必殺技を駆使して敵を倒すというポリス・アクション(?)。河崎監督は、「構想10年に及ぶ執念の賜物。企画倒れにしないためには、頭髪が不自由な有名人の中でもビッグスターをキャスティングしなければならなかった。北海道出身の某歌手も検討したが、一番怒られなさそうなモトさんを選んだ」と語った。フサフサのカツラを被って登場した主演のモト冬樹は、「これを撮れる人は河崎監督以外いない。コメディだが皆真剣に演じている」と意外にもシリアスなコメント。ちなみに、彼が劇中でカツラを投げる必殺技“モト・ヅラッガー”(ウルトラセブンの“アイスラッガー”に由来)は、投げ方に5種類くらいのバリエーションがあるそうだ。
「これからも日本の恥になるように精進したい。“どこに出しても恥ずかしい監督”を目指す」と宣言した河崎実監督。劇場窓口でカツラを取り外した人は入場無料となる。「ヅラ刑事」は9月シネクイントにてレイトショー公開。
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