7月からスタートした今クールの連続ドラマ。放送開始から1か月が経ち、その評価が週刊誌やテレビ誌で出揃ってきているが、そこからは、視聴者のドラマ離れなど、全体的に苦戦を強いられている様子が伝わってくる。ビデオリサーチによる週間ドラマ視聴率ランキングでは、 初回視聴率ランキング での上位ドラマが現在もランクインしてはいるが、初回からの数字の推移は、これまでと比較してあまり思わしくないことを示している。
そんななかであるが、世代によって高い支持を受けているドラマもある。ORICON STYLE調査の 『放送直後・夏のドラマ満足度ランキング(世代別)』 では、テレビ朝日系『新・科捜研の女』が30代、40代から高い評価を得ていることがわかった。
シリーズ通作7作目で、新シリーズとしては第3作となる今作。京都を舞台に、科学捜査研究所の法医研究員(沢口靖子)と捜査一課のはみだし刑事(内藤剛志)が、難事件を解決に導いていく。
「普段知り得ないような(科学捜査の)ことまでわかる」(関東圏/30代/男性)「実際にこんな捜査方法を使っているということが判っておもしろい」(関東圏/40代/女性)。
また、前クールではチーム医療をテーマにした『医龍 Team Medical Dragon』(フジテレビ系)が好調であったが、今回の『新・科捜研の女』でも“チームもの"の要素を強く打ち出している点が好評価につながっている面もあるようだ。
中・高校生や大学生など若年層からは、タイトルやキャストなどから一見地味にも受け取られそうな同ドラマだが、専門的な要素がちりばめられる科学捜査と推理、そのストーリー展開には、“ドラマ"を楽しむ大人からの評価の声が集まっている。同シリーズの固定ファンも多い。
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