直木賞作家、村山由佳による原作の小説は100万部を突破。これまでに映画化が待望されていた愛の物語『天使の卵』が、ついにスクリーンに登場する。その公開を今秋に控え、主人公の美大生を演じる市原隼人、その相手役を務める小西真奈美、そして冨樫森監督、原作者の村山由佳、主題歌を歌うSunSet Swishが登壇し、8月2日に完成報告会見が行われた。
100万人の心に響いた恋愛小説の映画化として話題の今作。小説を読んで純文学を読んだような気持になったという小西は「原作を読んだ方も読んでいない方も、映画としてよい時間を過ごしたと思ってもらえる作品にしたかった。いろいろな方の気持ちのなかにストレートに入ってくる恋愛映画です」。自身でも完成した作品をみて何度も涙を流したことを語った。
原作者の村山は、12年前のデビュー作がついにスクリーンに登場するのに際して、最高の出演者、スタッフが集ったことを喜び、そして原作にはない映画のどのシーンも、作者として抱いていた世界を逸脱せず、それをさらに豊かにしているものであることを強調した。
一方、市原は、今回演じた8歳年上の女性との恋愛に関して、現実では?と聞かれると「そういうこともあるかも」。また、注目される相手役の小西とのキスシーンについては「初めてちゃんとしたキスシーンをやりました。緊張してドキドキでした」と語り、会場を和ませた。
『天使の卵』は10月21日より全国公開。天使の卵 アナザーストーリー、小説『ヘヴンリー・ブルー』は8月末に発刊予定。
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