歌手・森昌子(47)が、NHK連続テレビ小説「どんど晴れ」(07年4月スタート)で25年ぶりにドラマ出演することになり26日、東京・渋谷の同局で会見した。ヒロイン、比嘉愛未(20)の母親役を務めるが、私生活でも3人の息子を育てる昌子は、初の母親役に「いろいろな悩みなども登場するけど、明るく楽しい家族にしたい」と4半世紀ぶりの連ドラ出演に意気込んだ。
あっと!驚く、サプライズ起用だった。今年6月、20年ぶりに歌手再デビューを果たした森昌子が、今度は女優復帰することになった。しかも、その舞台は、NHK朝ドラ。NHKの朝の顔として、半年間の長丁場に挑むことになった。
ドラマの出演自体も、82年のTBS「おにいちゃん」以来、25年ぶりとなる。NHKに限れば、76年の大河ドラマ「風と雲と虹と」以来、31年ぶりとなるが、昌子は「こんなに早く演じる側として出演できてうれしい」と、驚きと喜びが入り交じった心境を語った。
役どころは、横浜にある小さなケーキ屋さんを営む家庭の母役。家庭的なおしゃべり好きのお母さんは、家族の中に起こるさまざまな問題も、次々と解決してしまうという設定だ。
「やさしいお母さんのイメージにピッタリ」(担当プロデューサー)とのことから、今年6月にオファーを出したという。昌子は「私でいいのでしょうか」と最初は戸惑いもみせたが、即受け入れた。
私生活では、昨年3月に歌手・森進一と離婚。3人の息子を引き取り、育ててきた。劇中とはいえ、夫のいる家族の物語だが、「今回は、夫どうこうより、ヒロインの娘との物語というイメージ。初めて娘ができてうれしい」と前向き。夫役の大杉漣が「森さんとは今日が初対面。新婚の気分です」と感想を漏らすと、「私もそんな感じです」とテレ笑いを浮かべていた。
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