女優の櫻井淳子(33)が映画に初主演することが2日、分かった。10月7日公開の「旅の贈りもの/0:00発」(原田昌樹監督)で、ヒロインの化粧品会社のOLを演じている。91年のデビューから16年目での映画初主演に「ステキな作品なので多くの人に見てもらいたい」。また歌手の徳永英明(45)が今作でスクリーンデビューしている。
「ショムニ」「おみやさん」など数々のドラマでおなじみの櫻井が、デビュー16年目で、映画に初主演する。
91年にドラマ「葡萄が目にしみる」でデビューした櫻井。ドラマでは何度か主演経験があり、舞台でも01年に「サクラパパオー」で主演。映画では92年の「ミンボーの女」、04年の「ピカ☆☆ンチ」などに出演してきたが、映画の「主演」は初めてだ。
「旅の贈りもの-」はさまざまな悩みを持った人々が、行き先不明の臨時列車に乗り、古き良き日本の姿が残る地方の幻の港町“風町”で心を癒やし、再生していくロードムービー。ウルトラマンシリーズなどで知られる原田昌樹監督がメガホンを執り、昨夏に撮影された。プロデューサーの竹山昌利さんは「地元の人々とふれあう素朴な旅の良さを伝えたい」という。
私生活では03年5月にテレビ朝日社員の島川博篤さんと結婚、幸せな夫婦生活を送っている櫻井だが、今回の役どころは結婚しそびれた化粧品会社のOL役。年下の恋人の浮気現場を見てしまったショックから、電車に乗ることになる。竹山さんは「都会的なキャリアウーマンという設定が櫻井さんにピッタリ」と起用理由を説明している。
櫻井は「旅を通じて、主人公たちが日々の生活の中で忘れていた人と人とのふれあいを描いた心温まる作品。多くの人に見てもらいたいです」とコメント。7月3日スタートのフジテレビ系昼ドラ「美しい罠」(月~金曜・後1時30分)への主演が決まった櫻井だが、映画でも注目を集めそう。共演は徳永英明、大滝秀治(80)ら。
◆櫻井淳子(さくらい・あつこ)1973年1月5日、埼玉県生まれ。33歳。高校2年の時に原宿でスカウトされ、卒業後の91年9月、フジテレビ系ドラマ「葡萄が目にしみる」でデビュー。92年に映画「ミンボーの女」に出演。その後ドラマ「誘惑の夏」「ショムニ」「おみやさん」などで活躍。03年5月に結婚。身長162センチ。血液型A。
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