映画とテレビが異色のコラボ! 7月5日スタートのテレビ朝日系連続ドラマ「PS-羅生門-警視庁東都署」(水曜後9・0)に出演する木村佳乃(30)と舘ひろし(56)が、役柄そのままにスクリーンに登場し、劇場の観客に携帯OFF告知をすることが29日、分かった。映画館上映作品ではないテレビドラマの出演者が同告知をするのは初。7月1日から都内の東映直営館のみで上映されるといい、プレミア感も抜群だ。
木村演じるシングルマザー刑事・留美と舘扮する中年不良刑事・黒田が、犯人を追いかけ、ブラウン管を飛び出して劇場までやってくる。
携帯電話OFF告知とは、観客に携帯電話の電源を切るか、マナーモードにするよう呼びかけるもの。
CMでは、犯人のアジトを突きとめ、さぁ逮捕シーンへというときに、黒田の携帯から着信音が…。なんとか無事に犯人を逮捕するが、留美は「張り込み中と映画の前は、携帯の電源を切るのは常識ですよ!」と非難ごうごう。黒田は「はい…すいません…」とションボリするというコミカルな内容だ。
最近では映画「トリック」の仲間由紀恵(26)と阿部寛(42)など、劇場公開作品の出演者が同告知を呼びかける例は多々あるが、ドラマの出演者が役柄そのままに登場するのは初めて。テレビ朝日によると、今回のドラマ共演で意気投合した2人が、「何か2人で新しいことしたいね」と発案したのがきっかけ。さまざまな案が飛び交う中、制作に東映が入っていたこともあって、今回の企画が実現した。
CMは、完全撮り下ろし。たった24秒のシーンだが、かなり力を入れて撮影したようで、木村は「あっという間に終わるのかと思いきや、本編と同じぐらい細かく撮るのでビックリしました」。この撮影で初めて拳銃を手にしたというが、刑事役ベテランの舘が優しく教えてくれたといい、「刑事役に対する舘さんのこだわりはすごい」と絶賛した。
一方の舘は「(CMで)ドラマ自体の持っている映画の匂いを感じてもらえれば。やがて映画館で本編上映できるような作品になればいいですね」と期待を込めた。
同CMは、7月1日から1カ月間、東京・銀座の丸の内TOEI(1)ほか都内の東映直営館で流れるといい、好評なら拡大される予定だ。
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