日本中がFIFAワールドカップドイツ大会に湧き、サムライブルー一色となっている状況だが、CMの世界でもサッカーが大人気だ。KAT-TUNを起用した「SKY PerfecTV！」が、6月度テレビCM好感度ランキング（高校生編）で、前月から10ランクアップし、4位にランクインした。同シリーズは、「野球篇」に次ぐ第2弾として今回の「サッカー篇」を完成、6人の合体技でものすごいこと（ここでは超バナナシュート）をやってのけるにもかかわらず、結果は大失敗（オウンゴール）に終わってしまう“オチ"が印象的だ。
当代随一の人気者＋注目のスポーツ・イベントという組み合わせは注目度も高く、不動の上位3作品に肉薄する上昇ぶりも当然と言えるだろう。「今話題のKAT-TUNが笑いの要素を交えて宣伝しているところ。とても面白いと思ったし、目に焼きつく」（東京都/16歳/女性）。
そのほかサッカー関連では、アスリートとのジョイントで、スポーティなカーライフをイメージづけているトヨタ自動車が、この春の「トビラを開けよう」キャンペーン起用したアスリートは中村俊輔。中田英寿と並んでCMにひっぱりだこの彼だけに意外性としては低いかもしれないが、バックに流れているMr.Childrenの曲と融合することによって、新鮮度がアップしている。キャスティングと選曲の鮮やかさは相変わらずだ。「中村俊輔選手がフリーキックで目の前の壁をブチ破るのが格好良い」（埼玉県/18歳/男性）。
一方、ランキング再浮上を果たした「NUDA」は新たに「翼」篇「矢部」篇を投入。ナイナイの矢部のボレーキックの鮮やかさも必見だが、何と言っても国民的サッカー漫画『キャプテン翼』の主人公を起用した親しみやすさは抜群だ。何故か“アルコール飲料"と勘違いされることの多かった同商品だが、翼の登場で認識が変わるかもしれない。
圏外ではスーパースターを揃えた「adidas」の豪華なキャスティングも話題となっている。
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