ジーコジャパンの大一番、18日のサッカーW杯1次リーグ日本-クロアチア戦を複雑な心境で見守る女性タレントがいる。今年2月にクロアチア親善大使に任命された松本未来(みく=23)だ。「日本人だし日本に勝って欲しい気持ちは当然あります。でも、親善大使としてはクロアチアにも勝って欲しいし…」と張り裂けそうな胸の内を明かした。
クロアチアが日本人の親善大使を任命したのは松本が初めて。昨年末、W杯の組み合わせ抽選会で同じF組に決まったのがきっかけの1つだった。松本が選ばれたのは01年公開の主演映画「PAIN」が、オポルト国際映画祭審査員特別大賞を受賞、ベネチア国際映画祭などへも出品されるなどヨーロッパ各国で高い評価を得ていた点が、大使館関係者の目に留まった。
就任当初は経済界の交流パーティーなどの堅い仕事が多く、サッカーで対決するプレッシャーはなかったが、決戦の日が近づくにつれ日本を包む「打倒クロアチア」の機運が肩にのしかかってきた。「好きな男性が2人できてしまったような心境なんです」。
揺れる乙女心の表れ!? なのか、今回の写真撮影はクロアチアの赤と白のメーンのユニホームではなく、青を基調としたセカンドユニホームを選んだ。これならサムライブルーと同じの上、クロアチアの国章もしっかり入っている。両者の顔を立てた格好だ。
運命のホイッスルは東京・渋谷のクラブで行われるサッカー観戦イベントで、日本サポーター代表の電撃ネットワークらと迎える。「生まれて初めて、朝からカツ丼の大盛りを食べます」と験も担ぐ。大盛りなら、どっちも勝つ~わけないからつらい!
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