1500万部突破の人気コミックを実写化した話題の邦画「デスノート(前編)」(金子修介監督)が17日、初日を迎え、11月公開の後編と合わせて興行収入100億円を見込める好スタートを切った。都内で舞台あいさつした主演の藤原竜也(24)は、香港・台湾公開決定をファンに報告し、「今度は香港で舞台あいさつをやってみたい」と声高らかに宣言。この日は、ほかにも話題作が続々と封切られた。
人を殺せるノートを手にした天才大学生・ライトと、彼を追う天才捜査官・Lの息詰まる頭脳戦を描いた超人気コミック「デスノート」。その実写化として早くから話題を集めていた同映画の前編が、全国341スクリーンで封切られた。
舞台あいさつが行われた東京・有楽町の丸の内ピカデリー1の800席は、若い男女を中心に超満員。上映後の同作CM用の観客コメント取りにまで長蛇の列ができるなど異様な人気に、前編・後編合わせて興収100億円を目指していた配給元のワーナー・ブラザース映画は「いける!」と、早くも手応えを感じた様子だ。
後編をあおるために前編はいいところで終わってしまうため、結末には若干煮え切らない様子のファンもいたが、藤原は客席の反応に、「うまいところで前編が終わったなと僕自身も思っています。1人ひとりに感想を聞きたい」とニヤリ。L役の松山ケンイチ(21)も「最後、みんな多分腹立ってると思うんですよね。ここで終わりかよって」と話し、後編に期待を持たせた。
前編はすでに、ジャッキー・チェン(52)の映画などを手掛ける香港の大手製作・配給会社「ゴールデン・ハーベスト社」によって香港、台湾公開が決定しており、さらに各国50社以上からオファーが殺到中。後編は日本、台湾、香港での同時公開や香港でのワールドプレミアの可能性があることも発表され、藤原は「本当に実現すればうれしい。ジャッキー・チェンにこの役を取られないように頑張ります(笑)。今度は向こうでこういう舞台あいさつをやってみたい」と、アジア進出に意欲を見せた。
壇上では細川茂樹(34)扮するFBI捜査官・レイと瀬戸朝香(29)演じる婚約者・ナオミのスピンオフ企画の構想があることも明かし、ファンを喜ばせていた。
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