オリコン調査の『欲しいモノランキング』で、各年代において上位を維持し続けている「CDソフト」「コミック」「DVDソフト」の3アイテム。今回、6月度調査のなかで特に具体的な商品名が挙がっていたものを検証してみる( 主な作品一覧 )。
まず「CDソフト」だが、当然ながら、この調査の段階では発売前だった作品が上位を占めた。最も高かったのは、6月14日に発売された宇多田ヒカルの『ULTRA BLUE』。4年ぶりのオリジナルという“待望作"であること、その間にリリースされたシングル曲に加え、カップヌードルのCFでオンエア中の「This is Love」までをも収録した“お得感"がユーザーの心をしっかりと捉えている。
これに続くのが、ポルノグラフィティの新曲「ハネウマライダー」(6月28日リリース)。こちらもポカリスエットのCFでガンガン流され、耳になじんでいる作品だ。高評価を続けているCF同様、楽曲の方も注目度は高いようだ。
この「ハネウマライダー」と同票を稼いだのはB'zの新作シングル「SPLASH!」とアルバム『MONSTER』。チャート1位の「SPLASH!」に続いて、6月28日発売の『MONSTER』も高稼働が確実視されよう。
「コミック」で圧倒的票を稼いだのは、雑誌『Kiss』に連載中の二ノ宮知子作『のだめカンタービレ』(講談社)。クラシック音楽の世界を描いた作品というユニークなポジションを取りながらも、幅広い年代から支持を集めている。
ファンサイトや作品中に使われる関連用語の辞典などもネット上に生まれるなど、その波及力はまだまだ衰えるところを知らない。一時、ドラマ化の噂がまことしやかに流れるなどしたこの人気作、これからも目を離せない存在だ。
「DVDソフト」は、ジャンルも多く広範囲にわたってタイトル名があがり、順位付けが難しい結果となったが、そんななかでの最多票作品はラルク・アン・シエルの韓国・上海・東京でのライブを収めた『ASIA LIVE2005』(6月21日発売)。中国でもオフィシャルファンクラブが設立されるなど、その人気はアジアをも席捲している彼ら。絶妙のリリース・タイミングと言えるだろう。
次点には『容疑者 室井慎次』がランクインした。
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