テレビ、新聞、雑誌という巨大メディア上で、画面や紙面・誌面をにぎわす著名人たち。そんな彼らのメディアへの露出度をトータルで見る『メディア登場数ランキング』。
今週、他を圧倒したのは、野球のクラブチーム『茨城ゴールデンゴールズ』。お笑いコンビ『極楽とんぼ』の山本圭一が試合後に起こしたとされる“暴行疑惑"を受け、萩本欽一監督が一時、球団解散を発表したり、山本もコンビ解散、所属の吉本興業から解雇されたことなどが大きく報じられた。
その結果、萩本監督はテレビ(7時間33分40秒)と新聞(5908行)で1位に。山本個人もテレビで6位(1時間27分0秒)、新聞で3位(4775行)と上位入り。他に、テレビ13位(34分10秒)には所属する片岡安祐美選手が初登場。新聞の17位(1333行)には山本の“元"相方、加藤浩次もランクイン。騒動翌日、レギュラーをつとめる朝の情報番組で号泣する姿が報じられたことがランキング入りの理由のようだ。
各界の“監督"が上位に名を連ねているのも今週の特徴。3週連続で各メディアの上位に登場している福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督は、今週もテレビで2位(4時間46分25秒)、新聞で4位(4753行)。胃ガンで胃の全摘出手術を受けた王監督だが、手術翌日には「早くも携帯電話でチームに喝!」など、順調な回復ぶりが報じられた。さらに、サッカー日本代表のオシム新監督もテレビ3位(2時間23分33秒)、新聞2位(5783行)。正式に日本サッカー協会と契約を交わしたことで、今後も注目が集まりそうだ。
他に今週、複数メディアで上位入りしたのは政界組。テレビ8位(1時間11分40秒)、新聞5位(2070行)に入った自民党の福田康夫議員や、テレビ5位(2時間5分9秒)、新聞11位(1776行)の小泉純一郎総理大臣。福田氏が「次期総裁選に出馬しない意向をかためた」と報じられたことで上位進出となった。
ちなみに今週の雑誌の顔ぶれは独自路線。皇太子妃雅子さまが1位(15面)、韓国の女優、イ・ヨンエが2位(7.5面)、俳優のジョニー・デップなどが3位(7面)。上位10位内で複数メディアに登場したのは1人だけとなった。
意外なことにその1人とは、サッカー元フランス代表のジダン。“頭突き騒動"がさりげなく長引き、今週はテレビで4位(2時間19分1秒)、新聞で10位(1792行)、雑誌で7位(5面)。唯一全ジャンルでのベスト10入りとなった。
タテ、ヨコ、ナナメ。さまざまな角度から見ることで、ランキングの楽しみかたは無限に広がる。
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