テーマは「57歳、本気です」。お笑いタレント間寛平が、本名の間重美(はざま・しげみ)でアルバム「TALKIN’ BLUES」を8月2日に発売し、レゲエ歌手に本格挑戦する。「暗いニュースが続く世の中でも文句を言わずに頑張っているサラリーマンを応援できる歌はないか?」。自分で企画し、レコード会社に話を持ち込んだ。アーティスト名も「寛平ちゃん」のイメージを捨て、本名を採用した。
昨年12月から企画された。発売元のエイベックスが「間さんのメッセージ、バイタリティーを吹き込むジャンルは、黒人文化の苦悩を訴える一方でソフトにもハードにも傾くレゲエがピッタリでは」と提案。団塊世代の応援歌というコンセプトでアルバムは渋めの楽曲が並ぶ。
作詞陣も豪華な顔触れだ。俳優竹中直人が「KAN-NINNA’」、お笑いタレント波田陽区が「俺みたいに生きたらええねん」、東京プリンの伊藤洋介が「Feel Alright」を担当。竹中とは東京・下北沢の居酒屋で偶然出会い、間が持ち歩いていたデモテープを渡して依頼した。竹中はテープを聴いてレゲエ挑戦が冗談でないと分かり、快諾した。
間は「マラソンのように長い道のりになっても、この作品をずっと皆さんに伝えていきたい」。次回作はレゲエの本場ジャマイカでのレコーディングも視野に入れるなど、本気で勝負する。
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