「腰部脊柱管狭窄(せきちゅうかんきょうさく)症」の手術を受けた人気落語家・桂歌丸(69)が3日、本格的に仕事復帰した。昼には東京・後楽園ホールで行われた日テレ系演芸番組「笑点」で術後初収録。夜には府中の森芸術劇場の独演会「桂歌丸円熟落語会」で高座を務めた。
復帰が早く、番組を休むことはなかった歌丸。この日は18日放送分から3週間分をまとめ撮り。加えて局のPRCMやBS笑点用のコメント撮りなどフル回転。「本当に人使いの荒い番組ですよ」と笑顔で毒づいたが、元気そのものだ。
「湯上がりの男」で売り出した前司会者・三遊亭円楽を意識してか「病み上がりの男・歌丸です」とあいさつ。大声を出すと傷口に響き、かがむと苦しいというが、きつめの腹巻きを巻いて挑んだ。収録の合間に会場のファンに報告をするなど、細やかな気配りを見せた。
府中では04年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するきっかけとなった三遊亭円朝作の「牡丹灯篭」を熱演。24日発売の雑誌「ビッグコミック」の表紙への“出演”も決定し、退院直後とは思えない、精力的な仕事ぶりだ。
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