舞台「あずみ」などで知られる俳優の生田斗真(21)が、人気劇団「劇団☆新感線」の最新作「Cat in the Red Boots」で主演する。97年7月の初舞台「スタンド・バイ・ミー」以降、10年目で初の主役の座を射止めた。
新感線の舞台に立つのは02年、TOKIO・松岡昌宏(29)が主演した「スサノオ」以来。「“スサノオ”に出たことで、この世界でやっていこうと決めました」と説明。初主演を自身のターニングポイントとなった劇団で飾ることに「夢がかなった。結果でお返ししたい」と瞳を輝かせた。
童話の世界にあこがれる引きこもりの青年役。新感線らしい活劇で、持ち前の身体能力を発揮し「“ヒッキー(引きこもり)アクション”をやりますよ」と意気込んだ。
生田を抜てきした劇団主宰で演出のいのうえひでのり氏(46)は「役者としてのモチベーションの高さ、作品に取り組む姿勢がとてもいい」と指摘。「蓄積した経験をどう見せてくれるか楽しみ」と期待を寄せた。
共演は松本まりか(21)ら。9月15~28日、東京グローブ座で、10月6~9日、大阪厚生年金会館芸術ホールで上演。
新感線は外部の俳優とのコラボで知られ、これまで市川染五郎(33)、佐藤アツヒロ(32)、森田剛(27)、内野聖陽(37)らを起用している。
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