俳優の力也(本名・安岡力也=58)が手足にしびれを訴え、都内の病院に緊急入院していることが30日、明らかになった。診察の結果、ギラン・バレー症候群の疑いが強く、現在は両手に力が入らず、立ち上がれず寝たきりの状態だという。
所属事務所によれば、力也は6月中旬に風邪や下痢になり、その後、腰痛を訴えるようになったという。さらに手足にしびれを感じるようになり、20日に都内の病院に検査入院したところ、「ギラン・バレー症候群の疑いが強く、1カ月間の安静治療が必要」と診断され、そのまま緊急入院した。意識ははっきりしているが、全治2カ月の重症だという。
仕事的にも一切のスケジュールも白紙に。7月30日に神奈川・ハーモニーホール座間で開幕するミュージカル「ピッピ」を降板。さらに同22日に東京・中野サンプラザで開催される「GSカーニバル」、8月15日放送のテレビ朝日・ABC系時代劇「新桃太郎侍」の出演も取りやめる。「ピッピ」の代役は団時朗(57)が務める。
ギラン・バレー症候群は根神経炎の一つで、運動神経に障害が起き、四肢に力が入らなくなる病気で、呼吸困難から死にいたることもある。10万人に2人という難病で、女優の大原麗子やサッカー元日本代表の佐藤寿人がかかったことで知られる。
力也は昨年2月にも肝臓に水がたまる多発性肝嚢胞(かんのうほう)で入院。新宿コマ劇場での「氷川きよし公演」を降板している。
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