3人組バンド「BEGIN」のボーカル・比嘉栄昇(37)が、ソロデビューすることが10日、分かった。8月1日にシングル3枚を、生まれ故郷の石垣島など沖縄の3地域限定でそれぞれ発売。作品を「島の民芸品としてのうた」と位置づけて、地元密着のデビューとなる。8月23日には、限定発売シングル3曲も収録された初ソロアルバム「とうさんか」を全国発売する。
「涙そうそう」など味のある歌声を響かせる比嘉栄昇が、島への思いを胸に沖縄でソロデビューを果たす。デビュー作は地元を愛する比嘉らしく、3枚のシングルをそれぞれ沖縄の3地域に分けて8月1日に限定同時発売。本島限定で「ティダナダ」、石垣島の八重山地方限定で「八重のふるさと」、宮古島限定で「アララガマまたワイド」を発売する。沖縄限定作品はこれまでにもあったが、島限定で発売するのは今回が初めて。
比嘉は今年1月から、「とんねるず」の木梨憲武(44)とCMで共演するなど最近はソロでも精力的に活動。97年1月にも一度、ソロ名義でシングル「WISH-鳥たちよ!」を発売しているが、このときバックの演奏にはBEGINのメンバーが参加。今回の作品にはまったく参加しておらず、正真正銘のソロデビューとなる。
3曲同時発売後の8月23日には、初ソロアルバム「とうさんか」を今度は全国で発売。3枚のシングルのほか、01年に田端義夫(87)に提供した「旅の終わりに聞く歌は」のセルフカバー曲など全8曲が収録されている。
作り上げた楽曲について比嘉は「近年は『島唄』と呼ばれるような新しい沖縄の歌が湯水のごとく生み出されているが、旅先の沖縄で聴いたら良かったのに、地元に帰ってきたらどうも…となることがある。平成18年の『島唄』ではない『島のうた』を作りたかった」と、「島」へのこだわりとともに話した。
観光シーズンでにぎわう8月の沖縄。「沖縄の空港売店やお土産屋さんに置いてもらえるような新しい民芸品にしたい」3島を含む、沖縄全域を回るキャンペーンも企画されており、観光シーズンでにぎわう沖縄を、さらに盛り上げる。
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