平成生まれ唯一のオリコン首位記録を持つ歌手の高橋瞳(17)が、山田孝之(22)や玉山鉄二(26)が出演する東野圭吾さん(47)原作の映画「手紙」(生野慈朗監督、11月公開)の主題歌を歌うことが17日、分かった。映画主題歌は初めて。挿入歌はベテラン小田和正(58)のヒット曲「言葉にできない」で、41歳差のコンビも話題になりそうだ。
アニメ主題歌で平成生まれ初のオリコン1位を達成した現役女子高生シンガーが、“スクリーンデビュー”を飾ることになった。
「手紙」は、1組の兄弟の姿を通して犯罪加害者とその家族のあり方を問う社会派作品。弟の学費のために殺人を犯した兄・剛志を玉山、兄の影響で思うような人生を送れなくなった弟・直貴を山田が演じる。また獄中の兄と弟を結ぶヒロイン・由美子は沢尻エリカ(20)が務める。
初の映画主題歌に高橋は「原作を読んで深い感銘を受け、映画を見てまた涙してしまいました」。主題歌「コ・モ・レ・ビ」は、元JUDY AND MARYのTAKUYAをプロデューサーに迎え、本人が作詞した曲。「由美子という平凡だけど強く、こもれ日のように包み込む優しさを歌で表現したかった。由美子の視点にたって聴いてもらいたい」との思いを込めた。
また挿入歌は、小田がオフコース時代の名曲をセルフカバーした「言葉にできない」が使用される。年齢差41歳のコンビが映画を彩ることになるが、高橋の起用について、生野監督は「奇をてらう事なく日常に根ざした心のささいな動きが表現されていて、映画を見た後でも頭に声とメロディーが心地よく残る。由美子の存在感が感じられる強い歌」と期待を寄せる。
高橋は昨年4月「機動戦士ガンダムSEED」の主題歌「僕たちの行方」でデビュー。同曲がいきなりオリコン首位のヒットとなり、平成生まれ初の快挙として一気に注目を集めた。今度は映画主題歌で再びヒットを狙う。
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