【ラスベガス(米ネバダ州)8日】 バイオリニストの葉加瀬太郎(38)が、“カナダの歌姫”セリーヌ・ディオン(38)が行っているコンサートにゲスト出演した。かつて世界ツアーをともに行った葉加瀬のソロ活動10周年を、セリーヌが祝い、公演に特別招待。ステージ上で「TAROはとってもアメイジング!!」と手放しで称賛した。葉加瀬も7年半ぶりの共演に「10周年のご褒美」と大喜びだった。
世界の歌姫が、葉加瀬の10周年を祝福した。ショー中盤、セリーヌが「素晴らしいゲストを紹介するわ。とてもアメイジングで才能あふれる人よ。彼の10周年を記念して、昨日と今日の2日間、彼を招待したわ」と葉加瀬を迎え入れた。
照れ笑いを浮かべ登場した葉加瀬だが、共演のきっかけとなった曲「To Love You More」が始まると一変。恋人のようにお互いを見つめ合い、ウインクのタイミングもバッチリ。共演は99年1月、セリーヌの日本公演以来7年半ぶりだが“ブランク”は感じさせない。1曲、約5分間の共演だったが、世界中から集まった観客4000人のほとんどが、自然とスタンディングオベーションを送った。
出演したのは、セリーヌが03年から、有名ホテルのシーザーズ・パレスの専用劇場で行っているショー「A NEW DAY…」。ゲストの形で参加するのは葉加瀬が初めてだ。葉加瀬とセリーヌは95年に「To-」で共演。翌96年に葉加瀬は「クライズラー&カンパニー」を解散、ソロ活動を開始し、同年10月からセリーヌのワールドツアーに同行。葉加瀬の名が世界的に知られるきっかけとなった。
セリーヌも葉加瀬を信頼。「ショーの形が壊れる」と、これまではゲストを拒んできたセリーヌだが、最後のあいさつで葉加瀬を中央に呼び「いつでも私たちのショーに戻ってきてね」と抱き合う特別扱い。2人そろって仲良く退場した。
家族ぐるみの付き合いで、今回は出産間近で同行できなかった、妻で女優の高田万由子(35)のことも気にかけていたという。セリーヌのプレゼントに「米大陸を一緒に走り回ったからこそのファミリー。ご褒美かな」と大喜び。今後の活動の励みになったようだ。
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