女優・宮崎あおい(20)が11日、東京・渋谷のNHKで主演ドラマ、連続テレビ小説「純情きらり」(月~土、前8・15)の最終収録に臨んだ。昨年11月14日に愛知・岡崎市でクランクインし約9カ月間、桜子役を演じてきた宮崎は、最後の演技を終えると、感激のあまり目に涙を浮かべた。
最後のモニターチェックを済ませると、共演者やスタッフから大きな拍手が乱れ飛んだ。共演の寺島しのぶ(33)とは喜びの抱擁。花束を受け取り、くす玉を割って笑顔で会見に挑んだが、クランクアップの感想を求められると熱いものが込み上げてきた。
「本当に…。いい出会いがたくさんできてキャストやスタッフのみなさん、桜子ちゃんとして10カ月生きれたことはすごく幸せなこと。とてもいい時間を過ごせたと思います」。10カ月という長丁場の撮影を振り返ると、言葉を詰まらせた。
番組は10日現在で関東地区平均視聴率は18・9%と好調。その演技は、しっかりと視聴者へと届いている。
最終回は9月30日の予定だが、印象に残ったシーンを問われると「今、終わったばかり。最後に撮った家族のシーンが印象に残っています」とコメント。戦争に揺れる激動の昭和の時代を家族と手をつなぎ強く生きてきた桜子が、人生を振り返る回想のラストシーンを挙げていた。
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