女優の上戸彩(20)が、7月スタートのテレビ朝日系ドラマ「下北サンデーズ」(木曜・後9時)に主演することが29日、分かった。上戸は現在放送中のフジ系「アテンションプリーズ」に続き、2期連続の連ドラ主演。貧乏な劇団員の青春物語で、原作が石田衣良氏(46)、演出が堤幸彦監督(50)と、「池袋ウエストゲートパーク」のコンビが復活する。
「下北-」は、小劇団の聖地・下北沢の劇団「下北サンデーズ」に所属する極貧のヒロイン・里中ゆいかと若者たちの生き様をコミカルに描く青春群像劇。「池袋-」でブレークした石田氏が隔月誌「papyrus」(幻冬舎刊)に連載している同名小説の初映像化で、演出は「池袋-」「トリック」や映画「明日の記憶」などで注目の鬼才・堤氏が登板。大ヒットした「池袋-」の黄金コンビが久々に復活する。
上戸も異例の「2クール連続連ドラ主演」の快挙を達成する。堤組への参加は今回が初めてとなるが「こんなに深い打ち合わせというのは初めてで、堤監督やスタッフの皆さんの“準備OKだぞ”という意気込みが伝わってきて非常にうれしい気持ちと、とにかく『やらなきゃ!』というプレッシャーがあります」と張り切っている。
脚本は、女優ともさかりえ(26)の夫で、俳優、演出家、劇作家と幅広く活躍する河原雅彦氏(36)が執筆する。主題歌は藤井フミヤ(43)がドラマのために書き下ろした「下北以上 原宿未満」。さらに音楽は、英人気グループ「シンプリー・レッド」にも参加し、世界的に有名な屋敷豪太氏と、豪華なスタッフ陣がそろった。
久々の連ドラ演出となる堤氏は「21世紀の世の中に一番訴えたいテーマがビシッとはまったドラマです。そのテーマは“ビンボー”。日本一のビンボードラマです。この平成の大変息苦しい時代には、ビンボーが大変美しいことなのではないか、と。何も持たないことが一番美しいのではないか」と意気込んでいる。
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