新人タレントにとって最大のプロモーションの場であり、これまで多くのアイドルをブレイクさせてきたテレビCM。新人発掘のプロは、今どんなジャンルのCMにタレントを出演させたいと考えているのだろうか。オーディション&デビューのきっかけ情報満載の月刊デ・ビュー(オリコン・エンタテインメント刊)が、同誌にオーディション情報を掲載している、人気俳優・アーティストを抱える芸能プロダクションの新人開発担当マネージャー50名にアンケート取材を実施。 『新人タレントを出演させたいCM』ランキング をリサーチした。
その結果、『新人を出演させたいCM』の1位は「清涼飲料水」。商品イメージとともにフレッシュでさわやかな魅力を発揮できるのが飲料CMの強みであり、まさにアイドルCMの王道といえるだろう。現在出演中の顔ぶれを見渡しても、綾瀬はるか(ポカリスエット)、長澤まさみ(カルピスウォーター)、堀北真希(なっちゃん)、夏帆(三ツ矢サイダー)ら新進女優がそろっている。商品別の回答でも「ポカリスエット」の人気が特に高い。綾瀬はるかが海外でさまざまな競技にチャレンジする「2006年ポカリスエット 夏編」のシリーズには、かつて一色紗英をブレイクさせた時のようなパワーを感じるのではないだろうか。
一方、「三井のリハウス」で注目された夏帆がメインを張る「三ツ矢サイダー」も高い票を得ている。「三ツ矢サイダー」の設定は部活動だが、飲料CMでは「スポーツや仕事、恋に頑張る女の子を潤す」というシチュエーションが、出演タレントを輝かせているようだ。
2位は、新人タレントの美しさをストレートに表現できる「化粧品」、3位は、ユニークなシチュエーションのCMも多い「お菓子」、そして第4位には、新商品が続々と登場し、CMのオンエア数も多い「携帯電話」、「通信」が並ぶ。面白いのは7位の「自動車」。タレント自身が運転するというより、お父さん世代に訴える「娘」役としての出演を狙っているのだろうか。
その他「インパクトのあるもの」、「面白くキャッチーなもの」を望む声があるように、15秒間で見る人にその存在を印象付けられる「CM」に、新人開発のプロも大きな期待をよせている。
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