滝沢秀明(24)の半生を題材にした異色公演「リサイタル2006」が今秋、東京・日生劇場で上演されることが12日、分かった。子供時代の思い出や、ジャニーズ事務所入りしてから人気スターになるまでの知られざる秘話などをストーリー化する。20代前半のアイドルが自分で自分の物語を演じる斬新な試みになる。
企画・構成・演出を手がけるジャニー喜多川氏は「実話が持つ魅力を生かしたい」と語る。「まだ24歳ではありますが、いろいろな経験を積んでいます。若者がどんなことを考え、悩み、乗り越えていくのか。そんなことを知る機会になれば」と企画意図を語った。
滝沢がジャニーズ事務所入りしたのは13歳。20歳でCDデビューするまで、レッスン生「ジャニーズJr.」として同世代と苦楽をともにした。当時の心境やエピソードを盛り込むと同時に、スターの孤独感、苦悩も描く。
滝沢にとって同劇場の公演は初めてで、9月5日に開幕して全37公演行う。今春、日本の伝統文化を新解釈した新橋演舞場公演を成功させた。今度は「人に歴史あり」ならぬ「タッキーに歴史あり」である。
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