タレントの西川きよし(60)の妻で、タレントの西川ヘレン(59)の波乱万丈の夫婦生活がドラマ化されることになった。日テレ系ドラマコンプレックス「ヘレンときよしの物語 ~いつまでも どこまでも~(仮)」(8月29日後9時)で、ヘレン役を女優の和久井映見(35)、きよし役を長男の西川忠志(38)、きよしの父・義道さん役はきよし自身が務める。
米国人を父に持つ京都生まれで、吉本興業の看板女優だったヘレン。19歳の時に当時無名だったきよしと結婚、山あり谷ありの夫婦生活を送ってきた。
ドラマコンプレックスは、8月のテーマを「女の一生シリーズ」と銘打ち、さまざまな時代で輝く女性にスポットを当ててドラマ化。制作サイドは「きよしさんを支え、誰よりも日本人らしい女性。きよしさんもヘレンさんがいたからこそ頑張れた」とヘレンを中心にして西川家のこれまでを描くことを企画したという。
ヘレン役は「おっとりしたように見えるが、強い意志を秘めた女性で、雰囲気がピッタリ」と和久井映見をキャスティング。和久井自身も、西川夫妻はあこがれていた夫婦で「ぜひやらせてほしい」と意気込んでの熱演だ。きよし役は実子の忠志、きよし自身も父親の・義道さん役で出演する。
ドラマはヘレンときよしの駆け落ち同然の結婚から、きよしの相方・横山やすしとの出来事、きよしの浮気騒動まで西川家のさまざまなエピソードを描く。和久井はカラーコンタクトをし、髪の毛もやや染めて役作りし、西川家も若いときのヘレンにそっくりと絶賛。故・やすしさん役は二丁拳銃の川谷修士(32)で、漫才のシーンはきよしが台本を書いたオリジナルのものが披露されるという。
「自分の家のことをドラマにしていただいて、それはそれは緊張と幸せで胸がいっぱい」と語るきよし。息子が自身の役を演じることについては「不思議な感じです。よう似てるな、親子やな、よく観察してるなと思ってます」という。和久井は「撮影の合間に師匠がヘレンさんの話をしてくださり、心強いです。感動がいっぱい詰まったドラマです」と語っている。
◆西川ヘレン(にしかわ・へれん)1946年10月6日、京都府生まれ。59歳。父親は米国人で、高校を中退してミュージカル歌手を目指すが63年に吉本興業入りし新喜劇の人気女優に。そこで西川きよしと出会って大恋愛。反対を押し切り66年に結婚。タレント活動を続けながら下積み時代から夫を支えた。長男の忠志、二男の弘志は俳優。長女・ かの子もタレントとして活躍。
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