女優の長谷川京子(27)が、日テレ系終戦記念特別ドラマに主演することが20日、分かった。8月22日放送の「沖縄従軍少女看護隊-最後のナイチンゲール-(仮題)」(後9時)で、地上戦が行われた沖縄本島で、学徒看護婦たちの姿を通じ戦争の悲惨さを描く。長谷川は学徒看護婦の支えとなり、戦場を駆けめぐる助産婦を演じる。
今年4月からのTBS系「おいしいプロポーズ」で連ドラ初主演した長谷川が、今度は「自分が日本人である以上、デビュー以来、一度は必ずやりたいと思っていた」戦争ドラマに挑む。
ヒットドラマ「女王の教室」も手がけた脚本家の遊川和彦さんが企画したオリジナルストーリー。第二次大戦下の沖縄で、従軍を余儀なくされた少女看護隊と、彼女たちを必死に守る看護婦長の姿を描く。悲劇の少女看護隊は映画「ひめゆりの塔」で知られているが、ドラマではそれ以外の看護隊員に焦点を当てる。
長谷川の役は、助産婦として、戦争中は少女たちを先導する看護婦長として働く「強い女性」。今月中旬から約1週間の沖縄ロケを敢行。毎朝4時から、直射日光の中を動き回った。助産婦役とあって、迫真の出産シーンに挑み、ラブシーンもあるという。
放送は同局の「ドラマ・コンプレックス」の30分拡大版で、2時間半に及ぶ。同局で戦争をテーマにした特別ドラマは、昨年8月の「二十四の瞳」(黒木瞳主演)が18・4%、同11月の「火垂るの墓」(松嶋菜々子主演)が21・5%と、ともに高視聴率を記録している。
「今回演じるのはとても強い女性。『男はバカよ』とか『女が世界を変えるんだ』ってセリフが好き。シンプルに生きることの大事さを感じてほしい」と長谷川。新たな一面を見せてくれそうだ。
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